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映画「20世紀少年<最終章>」感想 [MOVIE]

ちょうど1年ぶりの更新。
長いこと更新していないと何か大きなことがないと筆が進まない・・・・

「生まれて初めて」映画の公開初日に行ってきたので、「忘れないうちに」と思って、書いてみる。

映画館は、近所の島根松江のサティ。
今までここで映画を見たのは、「うん何?」、「鷹の爪」、「砂時計」という島根関連三部作と、「おくりびと」で、いずれも観客は10人以下しかいなかった。
集中して見ることができたが、正直寂しかった。

今回は、土曜日でしかも初日ということで、7割ぐらい埋まっていて感動した。
子どもが何人か近くにいて、時々「こわーい」とかいう声が聞こえてきたものの、全体的に静かだった。
えらい、偉い。
(途中から眠っていただけのようで、終わって電気がついたときにはぐっすりだった。)

「20世紀少年」は、スピリッツで始まった頃は、「面白い漫画が始まった」と思って一生懸命読んでいたけど、徐々に浦沢直樹マンガの特徴でもある「重さ」が出てきて、映画でいうところの2章の前半で、断念していた。
たまたま、日本テレビ(山陰では日本海テレビ)が映画の宣伝もかねて2週連続してテレビで1、2章を流したのを見てしまった。
2章を見た時点で、お約束だが「『ともだち』が誰だか、どうしても気になる」症候群に陥った。
今日の午後の時点で、インターネットでネタバレが少しずつ散見されていたので、「これは早く見ないと『ともだち』が誰かがわかってしまう。」と今日の夜思い立ち、レイトショーに行ったという訳。

で、肝心の映画の評価。
55点(100点満点中)。

正直、これでもちょっと甘いと思うけど、「ともだち」がわかったことと、「ともだち」の動機で納得できるところもあったことでおまけ。
僕の場合は、原作マンガ版のラストは見ていないので、ある意味純粋に楽しめるところはあった。
それでも、映画の時間が3時間近くある割には深みがなく、ラストシーン近くの盛り上がりも欠けていた。
1、2章と比べても少し残念。
ただ、最終回なので、1、2章を見た人は見たらすっきりするかな。

「ともだち」の部下である高須役の小池栄子、カンナの友人の小泉響子役の子(木南晴夏、新人さんらしい)がただの脇役だが、2章に引き続いて圧倒的に映画に溶け込んでいた。
一方、短いシーンのちょい役ではあるが、ロンドンブーツの淳がイケていなかった。
あるいは最後の方のコンサートの観客の反応とか、そういうところもいまいち。
人がいっぱい出てくる映画は、一人一人の演技がまずいとそれが全体的な影響与えることもあるので、いわゆる大作は不利かもしれない。
マンガの雰囲気は、舞台セット、衣装や小道具を含め、一生懸命出していたと思うんだけどねえ。
僕自身はつくば科学万博世代なので、「人類の進歩と調和」がテーマだった大阪万博は噂にしか聞いたことがないけれども、その辺がわかればさらに映画の世界に入れたと思う。

というわけで、ひさしぶりの更新でした。おやすみなさい。
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