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1997年8月中国・チベット感動一人旅③ [TRIP]

前の記事でnice!をはじめて頂きました。
全く面識のない方からどこかのウマの骨の私が評価を頂けるというのはとても不思議な感じです。
12月から始めたばかりで、blogの作法を全く知らない私にとって正直うれしいことでした。
ありがとうございました。

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ナム湖からラサに戻り、寺巡りをした。

家族を内乱で失った人や、今の体制に複雑な気持ちを持っている人の話も聞けた。
中華料理は見たくも食べたくないと言っている人もいた。

チベットは複雑な事情を抱えている。
チベットにはチベット人がもともと住んでいたが、漢民族がどんどん入ってきている。
ボタラ宮殿の前には人民広場があり、寺院には必ず中国国旗が立っている。

「一つの国」という難しさ。

いろいろな思いを胸に後ろ髪を引かれつつも、いよいよチベットを離れることになった。
最後まで、塩辛いバター茶の味に慣れることはなかったが。

空港の入国審査の荷物チェックで思い切りひっかっかった。
理由は、ナム湖の近くで拾ったチベット文字の入った石のせい(苦笑)
審査官からは「何でこんなもの持ち込むんだ?」と一瞬怪訝な顔をされたが、
こちらの貧乏そうないでたちを見て苦笑いで通してもらった。

( ↑ これが問題のその石。
いまだに解読できていません。というか文字の向きすらわからない。
解読できる方は是非ご一報を!)

ラサから飛行機で重慶に着いた。
重慶は、非常に煙に満ちており、光化学スモックのためかたちまち目が痛くなるほどだった。
また、雰囲気が重苦しかった。
とにかくこの街から早く出たいという感覚が働いた。

事前に重慶から長江下り(三峡下り)ができるという話を聞いていた。
長江はダムを建設する予定があり、河下りはできなくなるとも聞いていた。
これはもう河下りをするしかない。

チベットの宿で知りあった大学生(中国語を話せる)と、
飛行機で知りあった前年の夏にインドを1ヶ月旅行している大学生女の子二人組と、
船の四人部屋を共有し行動を共にすることになった。
皆さん出たトコ勝負の人々・・・

乗った船はボロかった。
せっかくクーラーがある部屋にしたのに完全に壊れているし。
トイレも汚かった。
食べ物もまずかった。
でも、楽しかった。

ちなみに女の子二人組から後日写真とお手紙が来た。

ちょっとばかり期待して封筒を切ると、その中身は・・・

A子さん「すごいトイレとシャワーでよく生活できたなーと、びっくりしてます。とはいえ、ラクだ君はぜんぜん平気そうだったけど。」
B子さん「何よりも、56度のお酒やビールなどをしこたま飲んでいたラクだ君のタフさにはただただ驚きました。」

・・・ロマンスのかけらもない内容・・・
揃いも揃って人を「変人」のように言うし。

・・・たしかに、船の中でやったことといえば、
昼間っからビールを水代わりに毎日飲んでいた。
だって、水より安いんだもん(大瓶で50円くらい)。
強烈な酒ビンを一人で空けたこともあった。
飲んでばかりいました。スミマセン。

他にも船の屋根の上に乗ったりして遊んでた。
本を読んでぼっとしていた。

長江は雄大だった。

本当に海のよう(ちなみに写真は小三峡)。
近くで見ると、めちゃ汚いけど。
プラスチック容器やらビール瓶やら全部長江に投げ捨てる船員や中国人客にびっくりした。
これだからこんなに汚れるんだ。

また、長江中流で途中船を降りて三国志ゆかりの寺院に行った。
そこで、僕が見たのは「悲しすぎる御馳走」だった。

通常観光客に出すのは、地元の人が考えるおもてなし。
地元人でも食べられないような御馳走である。
そうでないと売れないからだ。
しかし、売り子さんが売っていたのは、

パサパサのジャガイモと赤唐辛子のみの串焼き。

それしか売っていない。
・・・その土地の最高のご馳走がジャガイモと赤唐辛子の串焼き。
東京と変わらないほどのきらめきを持つ上海と、
ジャガイモと赤唐辛子の串焼きが最高のおもてなしの観光地のギャップ。
彼らもまた物質的な豊かさは得られるのだろうか。

また、長江の山の隅々にはここまで水に浸かるという太い白い線が引いてある。
その白い線の下に住居が点在している。
彼らは、近い将来追い出されるのだろう。

中国の抱える矛盾を感じつつ、河くだりをするらくだ。

強烈なオチが待っていた。
三峡は真夜中に通過した。
なぜなら、乗った船が観光船ではなかったのだ。
結果、ほとんど見られなかった。
何のために長江河下りをしたのか・・・ガーーン!

終点の武漢には深夜の2時くらいに着いた。
ここで他の人とは別れた。

また、完全な一人旅の再開だ。
「さて、宿屋をどうしようかなと。」

(1997年8月中国・チベット感動一人旅④に続く。)


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