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実践EQ 人と組織を生かす鉄則 リチャード・ボヤツィス、アニー・マッキー著 [BOOK]

田中健彦訳。
日本経済新聞社、2006年9月発売。

EQ(Emotional Intelligence Quotientの略)は「感情知能(心の知能指数)」とも呼ばれる開発可能な能力。
一般的に知られているIQ(Intelligence Quotient)に比べて後発で、日本では1996年にダニエル・ゴールマンの訳本が80万部売れて一気にメジャーになった。
僕自身、EQ本を読むのは10年以上ぶりだ。

この本は、優れたリーダーになるためには、どんなEQスキルが必要なのかということを中心に書かれている。
「リーダーにもっとも大切なのは、どんな知識があるかではなく、知識をいかに使うかという点だ。ここにEQが登場する。・・・自己認識と自己管理を育てれば、自己の強みをフルに活かして感情を管理し、それぞれの目標への情熱的なコミットメントを作り出すことができる。そのうえ、他人を理解できるようになれば、もっと効果的に一人ひとりをやる気にさせ、グループやチームや組織の文化を生み出すことが可能になる。」(p.46)

僕の理解したエッセンスは以下の通り。

①良いリーダーシップとは、他者を「共鳴」させ、それを持続拡大できること。
②困難な状況に陥った時、逃れようとするのではなく、「希望」を持って正面から取り組み、前向きな雰囲気を作り出す。
③他者と環境の状況について深く洞察し、その中で自分のすべきことを意識し、他者の感情と心を知り「思いやり」をもって接することで、他者を「共鳴」させる。
④自己犠牲と再生のサイクルを知り、完全にコントロールすることで、「共鳴」を維持させる。

訳者のあとがきに書いてあったが、ある程度の社会的立場にある人はたいてい他者を「共鳴」させられるが、そういう人でも多くの場合他者の「共鳴」状態を維持できない。
リーダー(管理職と言っても良い)としての成否は、いかに他者を「共鳴」させ、持続拡大できるかにかかっている。
小さなグループでは、「共鳴」の持続拡大ができたとしても、環境が変わったり、より責任を持つと話が変わる。
自分にストレスが強くかかり、他者を「共鳴」させることができなくなり、自分が抱え込んでしまってますますストレスをため込み、自己犠牲サイクルから脱出できなくなる。
こういう例は枚挙にいとまがない。

ストレス耐性がある人は「特別な遺伝形質や性格を備えているわけではなく、意識を傾注したり希望や思いやりをもつなどの内面活動に積極的にかかわることで、継続的に再生していることがわかっている。つまり、再生を生活の一部にしているから、大した努力が必要ない」(p.97)だそう。
他者や自分に対して「思いやり」を持つことを職場でも私生活でも取り入れるということができれば、最高だ。
これは心がけて見ようかな。

「希望」と「共鳴」と「思いやり」
と、まとめてみる。


実践EQ 人と組織を活かす鉄則―「共鳴」で高業績チームをつくる

実践EQ 人と組織を活かす鉄則―「共鳴」で高業績チームをつくる

  • 作者: リチャード ボヤツィス
  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
  • 発売日: 2006/09
  • メディア: 単行本



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