SSブログ

そうか、もう君はいないのか 城山三郎著 [BOOK]

新潮社、2008年1月。

経済小説で著名な故・城山三郎氏の本。
今まで、「官僚たちの夏」、「毎日が日曜日」、「勇者は語らず」などを読んだが、この作品は全く異なる。
先立たれた奥様との思い出を、非常に素直な表現で、柔らかい文体で書かれている。

「『おい』と声をかけようとして やめる
 五十億の中で ただ一人『おい』と呼べるおまえ
 律儀に寝息をつづけてくれなくては困る」

二人の出会い、一緒に過ごし積み重ねた夫婦生活、先立たれた喪失感が、心にしみる。


そうか、もう君はいないのか

そうか、もう君はいないのか

  • 作者: 城山三郎
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2008/01/24
  • メディア: ハードカバー



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(1) 
共通テーマ:

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 1

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。