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天然のホタルを見てきた。 [島根]

神楽を見終わって、いよいよ島根県雲南市赤川付近でホタル探索。

ホタルといえば、東京世田谷で見たホタル祭りくらい。
あれは、どこかで購入したものを大きな網の中に入れて見るもの。
子どもの時に見たときは、それでも感動したなあ。

遊歩道を歩くと、本当にいるいる。
ホタルが視界に何匹も入ってくる。
ゆらゆらと目の前を飛んで行くのを見て、線香花火のようないとおしさを感じた。

それでは、記録に残そうと。
三脚立てて、カメラ(RICOH R8)のシャッターを何度も押すが、1秒間全然ダメ。
カメラの画面では、真っ暗。

島根県松江市(旧八雲村)の熊野大社にもいるらしいと聞いていたので寄って見る。
ここもなかなかいる。
しかも人があまり多くなくて良い。
しかーし、空を飛んでいるホタルはカメラではとれない。

たまたま地面に這蹲っていたホタルを激写。
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光っている様子はこんな感じ。
100612hotaru3.png

「やっぱりデジカメではとれないか。」とちょっとがっかり。
家に帰って、デジカメの説明書を読むと、8秒間の長時間露光設定が出来ると書いてある。
これならばと喜び勇んで、本日、熊野大社で再度チャレンジ。

8秒間の露光はさすがに強力で、ISO64にしても19時40分でこの明るさ。
これは期待できる。

それにしても、この辺はきれいなところだ。
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だいぶ暗くなってきた。

ホタルを探索すると、多いエリアでは5〜10匹見える。
しかーし、やはりとれない。

この辺がまだマシな写真。
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人間の目では拾えるものも、拾えない。
30秒以上露光ができるカメラなら可能かな。
このカメラでも花火なら楽勝。星空は今度試して見よう。
それにしても、人間の目って高性能と改めて思った。
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出雲神楽を見てきた。 [島根]

天然のホタルが見られると同僚に聞き、島根県雲南市大東町小河内という所に行って見た。
今日は、天気も良く、ホタル日和。
夏至近くの島根県は、19時20分でこの明るさ。
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いかにも蛍が出てきそうだ。

道を歩くと、人がいっぱい集まっている。
何かと思えば、これから出雲神楽を上演するらしい。
おにぎりやお茶を無料で振る舞ってもらってしまった。
せっかくだから、見て行くか。
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こののっぺりしているのが、ヒロインのイナダヒメ。周りにいるのがヒメの爺婆。
神楽中ほとんど動かない。
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素戔嗚尊(スサノオノミコト)登場。
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まあ、よく動く。
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八岐大蛇(ヤマタノオロチ)登場。
出雲神楽は、石見神楽と違い、一匹だけで割と地味。
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ヤマタノオロチ、罠のお酒を飲んで酔っぱらう。
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酔っぱらったオロチをねらう、スサノオノミコト。
ずるいと言うか、作戦勝ちというか。桶狭間の戦いのよう。
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スサノオノミコトもヤマタノオロチも動く動く。
暗いから、カメラが追いつかない。
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スサノオノミコトがヤマタノオロチを退治して大団円。
赤穂浪士のような古典的なお約束。

出雲神楽は、石見神楽ほど華やかではないが、かえって味わい深かった。
演じているのは、全て地元の人、高校生から80代の大ベテランの皆さんで力を合わせてやっている。
満足、満足。
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インドに行ってきた!その6 最終回 タージマハル、そして帰国 [TRIP]

ムガルサライ9:55発。
連日の長距離移動もたたっているのか、体調がだんだん悪くなってきた。
鉄道の中で浮いているほど体調不良。
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朝は何も食べていないのに、昼の50ルピー(100円)のカレー弁当が三分の一位もお腹に入らない。
それが唯一の食事なのに。
おじさんが「サモーサー!(じゃがいもをあげたスナック)」を連呼しながら何度も何度も通る。
においだけで、気持ち悪い。
何にも食べられない。
ミネラルウォーターだけが生命線。

タージマハルのあるアグラフォート駅着19:30。
もうすでに町は真っ暗。
これから、ホテルを探さないと。
地球の歩き方の最安のホテル、「シャー・ジャハーンに連れて行ってくれ」とオートリキシャーに連れて行ってもらう。
ホテルの部屋は、交渉してねぎり、結局250ルピー(500円)の一人部屋。
何も食べる気がせず、ラッシーで晩ご飯終了。

インド最終日の朝、6時に早起きしてタージマハルに行った。
引き続き食欲ゼロ。

相変わらずのインド人の群れ。入るのにも一苦労。
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外国人価格で750ルピー。インド人は20ルピー。
極端なまでの外国人価格。

さすがのタージマハルは美しい。
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タージマハルの裏には川が流れている。
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さて、本日中にインドを脱出しないと。
デリーに行くぞ。
イードガーバスストップからバスでデリーへのインド最後の旅。
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公称4時間だが、実際は5時間20分かかった。
渋滞がすごい。
でも、バスは鉄道より町の様子がよくわかるので良かった。

渋滞や信号待ちのバスには、突然、実演販売人が乗ってきて勝手に商いを始める。
一人は怪しげな薬、一人はボールペン、一人は蛍光ライトだった。
商売根性たくましい。

空港に何とかたどり着き、デリーを出るときのほっとした感は、相当なもの。
わずか4泊5日とはいえ、平均一日10時間以上乗り物に乗る、泊まるのは数百円の水シャワー付きの宿というのは、30代のサラリーマンにはなかなか堪えた。

僕の見た現代インドは、経済成長まっただ中の輝いているインドではなかった。
高級ブランド品が集まったショッピングモールもあるらしいが、その反対の普通のインドの姿。

・街が全体的に不衛生。ゴミ箱が街に見あたらない。
・ペットボトルを集めて売ることで生計を立てている人もたくさんいる。
・物乞いは鉄道の座席にも来たし、渋滞待ちのバスの中にも出没した。
・トイレは空港などの一部を除いて水洗便所ではなく、水を自分でくんで流すイメージ。
・食べ物はカレー系が多い。一食50円〜200円位で生活可能。
・英語も公用語のようだが、英語を話せる人は驚くべくほど少ない。また、非常に聞き取りにくい。僕が今回行ったインド北部ではヒンディ語が一般的のようだ。
・観光施設は、外国人料金とインド人料金が25倍〜50倍もある。これはいくらなんでもねえ。
・ニーハオとかアンニョンハシムニカと声をかけられることも少なくなかったが、僕が日本人と聞いていやな顔をされることは全くなかった。
というインドだった。

このわずか4泊5日のインドは、学生の時に戻ったかのような、すさまじいまでの虚無と感動を与えてくれた。
見事に、食欲がなくなり、おなかの調子もおかしくなった。

でも、すべてがインド。それがインド。
生きていることを実感。
日本での生活がいかに恵まれているか。

すべてに本当に感謝。

また行くよ。インド。 僕が生きていることを実感するために。

デリーから、一日かけて成田空港に着いたとき、何事もきちっとしている日本に誇りと、少しの不安を感じながら。
僕は日本人として生きて行く。
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インドに行ってきた!その5 ガンジス河編 [TRIP]

ガヤ駅14;10発。
エアコン無しの切符にした。
かえって快適だった。
窓を開けっぱなしにしているので、すすで顔が汚れるが。

4時間かけてムガルサライ駅に着く。(ガンジス河にほど近いヴァーラーナスィー駅は幹線でない。)
もうすでに町は暗くなってきている。
まずは、次の目的地のアグラ(タージマハルのある場所)行きの切符をゲット。
30分以上並んで、もう19時過ぎだ。
とにかく、泊まるところを確保しないと。

オートリキシャーを捕まえて、安宿を紹介してもらうことにした。
60分ほどかけてガンジス河近くのオールド・ヨギニ・ゲストハウスに連れて行かれた。
150ルピー(300円)のダブルベッド。
部屋はきれいだが、シャワーは湯が出ず、トイレはぼっとん便所。
普通の30代日本人サラリーマンは泊まらないだろうな。
僕は、学生の時を思い出してかえって楽しいのだが。

5時に早起きした。町はもう動き始めている。
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ガンジス河は朝から観光客を乗せるためのボートが多数でている。
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早速交渉するが、貸し切りのみで60分1000ルピー(約2000円)という。
他の物価と比べて高すぎる。
他の業者でも同じ感じだった。
これはカルテルだと憤慨。

「じゃあ、30分で500ルピーにして。」
「30分なら800ルピー。」
交渉打ち切ったら、500ルピーで向こうが降りてきた。
時間がないから、まあいいや。
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泳いでいる人、洗濯している人がいる。
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他のボートは乗り合いだ。
一人でボートを独占するのもねえ。割損だ。
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ガンジス河から見る朝日。
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お兄さんが僕一人のために漕いでくれてる。
(時間をおまけしてくれたが、しっかりチップを要求された。)
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中心部はかなり人が集まっている。
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それにしても、皆さん泳いでいる。
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ガンジス河。
噂に違わぬ奥が深い河。
この河でバタフライをした長澤まさみさんは偉いと思う。

時間がないのが、残念。
何せインドの滞在は4泊5日。
日本のサラリーマンは忙しいのだ。

人相の悪くないオートリキシャーを見つけて旅立つのであった。
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インドに行ってきた!その4 ブッダガヤ後編 [TRIP]

ブッタガヤの町に戻ると、ガイドの木訥な青年の友達というインド人が待っていた。
彼は日本語が話せる。仏教徒だが、ノリが非常に軽い。
僕一人を二人でガイドしてくれるという。
ずいぶん手厚いこと。

まず、お約束だが、みやげ屋に連れて行かれた。
自分用の数珠が欲しいと思っていたので、ブッタガヤの菩提樹の実で出来ているという大変ありがたい、主玉108個入りの正式な数珠を買った。
その店の数珠では一番の高級品。
もちろんねぎった。
自分の思った通りの金額で買えた。
店を出た後、ガイドにも「非常によい値切り方だった。今まで見た中で一番安く買っている。良い買い物をした。」と誉められた。
実際はボラレているとは思うけど、買い物は自己満足が大事。

その後、印度山日本寺をはじめとする諸国のお寺を回った。
ブッダガヤは、仏教の聖地であり、仏教国の各国のお寺がたくさんある。
ちなみに、日本寺は、日本の各宗派が共同で建立したもので日本の仏教風の建築。
沢木耕太郎さんの「深夜特急」でも出てきたな。
朝、夕方に座禅をさせてくれるらしい。
時間があれば、座禅してみたかった。
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また、その近くに日本人の寄付で出来た大仏もある。
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タイ寺で特に印象的な出来事があった。
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両足が切断された物乞いがいた。
照り返しで50度くらいになっているだろう敷地の境内をのたうち回りながら、必死の形相で観光客相手に懇願している。
わざとそのような障害をもたらせて、物乞いをさせる親もいると聞いた。

生きるということはここまで苛烈なのかと思った。

少しだけおなかが空いたので、ガイドの二人が注文している怪しげなものを食べて見た。
冷たいカレーにタマネギ等のよくわからない生野菜が入っている。
「美味しい?」と聴かれて、「グッド!」と思わず答えてしまったが、何とも言えない味。
・・・この後急激に食欲がなくなった。

親切にしてくれた陽気なガイドさんたちにジュースを奢りながら、話し込んだ。
日本語が話せる彼は、仏教徒であり、日本の奈良に行きたいと言っていた。
「日本寺から補助金が出るから、稼いだら行けるかも」だそうだ。
去年、ダライ・ラマが来たときは、観光客がいっぱい来て、大変儲かったと言っていた。
自分も近くで見られて感激したとのこと。

一緒に飲み食いしているうちに、ガイドさんたちと仲良くなった。
最後には、「あなたの職業をあてよう。電機工でしょ。」、「あなたの今の彼女は5人目。」などとデタラメな軽口をたたかれたりしていた。
日本語が話せない朴訥な青年は、僕にどうしても本業の香辛料やスジャータティーを買って欲しいとのことだったので、少しばかり買ってあげた。
本当にうれしそうだった。
こんなにモノを買ってあげるだけで素直にうれしそうな顔を見ることはなく、僕もうれしくなった。
買い物はやっぱり自己満足だし、感謝の気持ちが大事だ。

最後は、バイク三人乗りで、ブッダガヤからガヤ駅まで移動した。
バイク三人乗り(僕が孫亀状態の乗り方。)は二度とないだろうなあ。

蠅がブンブン飛び交う大衆食堂で酒盛り。
感謝をこめて、二人にビールを何本かおごった。
今度は二人が、どんどんビールやらカレーやらタンドリーチキンやらをおごってくれる。
これじゃあ、僕が払ったガイド代もあっという間に使い果たしちゃうじゃん。
「いろいろしてくれたお礼だ。」だそうだ。
そういう計算高くないところに妙に感心した。

鉄道が出発する時刻だ。
二人が残念そうに見送ってくれた。
時間があれば、もっといたかった。
楽しい想い出をありがとう。感謝、感謝。

ガヤ駅では、ホームに牛が歩いていた。
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インド人は誰も驚いていないことに驚いた。
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