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映画「ゼロの焦点」感想 [MOVIE]

レイトショーを見てきた。
客は7人。
松江サティ!おーい!大丈夫かあ?

さて本題。
犬童一心監督。
実写版「タッチ」は僕の心のワースト3に入ってくる印象に残る映画だった。
(ワースト1位は、実写版「シティハンター」、不動のワースト1位。)

今回は、良かった。
特に気になる場面はなかった。
画面の暗さをうまく使っている。

しかし、何といっても、この映画は中谷美紀さんのためにある映画。
映画「嫌われ松子の一生」でもすごみを感じた。
今回は、それにもまして憑依しまくり。
やばいです。
夢でうなされそうです。
助けてください。
もう少し抑えて欲しかった。

木村多江さんは今回も薄幸な役。
昨日見た「沈まぬ太陽」でもそうだった。
存在感はしっかりあるんだけど。
個人的には、「木村多江さんは幸せに一生を暮らしましたとさ」という作品を見て見たいものだ。

広末涼子さんは、悪くはないが、いまいち。
ナレーションをするには滑舌がちょっと。

音楽は、プラターズの「オンリーユー」は、確かに作品とテーマも時代も重なっているが・・・
中島みゆきの最後の曲「愛だけを残せ」も、曲自体というより、映画とあっていない。

音楽と、暗い所にいると中谷美紀さんが出てきそうで怖いので、減点。
70点。

ゼロの焦点サイト↓
http://www.zero-focus.jp/index.html
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映画「沈まぬ太陽」感想 [MOVIE]

山崎豊子原作、渡辺謙主演。
連休最終日のレイトショー。
客は、6人・・・寂しい。
もうすぐ終わる気配。

山崎豊子さん原作のフジテレビドラマ「不毛地帯」も毎週楽しみに見ている。
NHKドラマ「大地の子」もよかったな。
TBSドラマ「華麗なる一族」はまあまあだったけど。
この方の作品はいつもスケールが大きい。

あの事故を思い出させるので見るかどうか、正直悩んだ。
大画面で見ないと後悔するかなと思って見ることにした。

映画の完成度は申し分ない。
見て良かったと思う。
日本映画としては珍しく大作を作りたがる角川映画らしさが良い意味で出た映画。
ただ、僕個人のツボには入らなかった。

65点。

理由はなんだかわからない。
家族を犠牲にしてまで自分の筋を通そうとする主人公の生き方にもう一つ共感できなかったのかも。
結局は、主人公の生き方は、家族にも認められているのだけど。
それは家族が非常に寛大だからじゃないかと思ったりもした。

旅好きの僕としては、雄大な映像を見て、「アフリカ行ってみたい」と改めて思ったのだった。

沈まぬ太陽サイト↓
http://shizumanu-taiyo.jp/
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讃岐うどん巡りに行ってきた。 [TRIP]

先日、讃岐うどん巡りをした。
地元に住んでいる友人に案内してもらった。

まず、高松に着いたのが深夜。
それから飲んで、食べたのが「鶴丸」。
ここはなんと言っても「カレーうどん(650円)」らしく、夜食にいただきました。
普通に美味しい。
高松の人は、飲みの後、ラーメンではなく、うどんなのか。
深夜にも関わらず店は非常に込んでいた。
公式サイト↓
http://www.turumaru.jp/pc/index.php

次に、超有名店の綾歌郡綾川町「山越うどん」。
元祖「かまたま」の店。
込み合っているときは1時間以上待つらしい。
11時くらいだったが、30分くらいは待った。
店全体の作りの完成度が高い。
列の並び方の整備、食べる場所のスペース、土産屋も別途ある。
そこが面白くないといえば面白くない。
味は美味しい。
200円でこれだもんな。
携帯サイト↓
http://yamagoe.jp/

次に、仲多度郡まんのう町「山内うどん」。
ここはずいぶんへんぴなところにある。
店の雰囲気も写真の通り、個性的。
映画「UDON」に登場した店。
こういう雰囲気大好き。
「ひやあつ」という面白いメニューがある。
ぬるいというのだろうか、独特のコシ(エッジのきいたコシというらしい)。
200円の幸せ。
IMG_0046.jpg
IMG_0047.jpg

最後に、善通寺市にある「宮川製麺所」。
作っているところとお金を払うところが一体化しており、店の中は一種しっちゃかめっちゃか状態。
その雰囲気に味があって良い。
「ぶっかけ」とサービスの「生醤油」を友人たちと分け合って食べた。
一日にこれだけ食べても美味しい。
「生醤油」は「この食べ方が一番美味しい」と店の主人がおっしゃっていた。
確かに麺の味がよくわかる。
「うどん小」なんと140円。
この店が一番気に入った。
IMG_0050.jpg

深夜から昼間にかけて、4食強完食。
続けて食べることで店ごとの個性も何となくわかってきた。
香川人が一日に平均一食食べるというのも納得。
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映画「なくもんか」感想 [MOVIE]

脚本:宮藤官九郎 主演: 阿部サダヲ 監督:水田伸生。
いつもの松江サティのレイトショーを見てきた。
客の入りは3割くらい。
松江サティ的に、まあまあ。

この映画、中盤まではここ数年で見た映画(十数本ほど)の中で一番良かった。
そういう意味で、最後の沖縄のシーンが相当もったいない。
設定に問題があるし、瑛太の演技も吹っ切れてなく台無し。
それでも、評価は75点。
「おくりびと」以来のお勧めできるレベル。

この映画の良さは、最後の方は残念だったが、やはり宮藤官九郎脚本。
家族をテーマにしているが、ホームドラマのような安っぽい「愛」を単純に描いたものではない。
いろいろと屈折していたり、問題があったりするけれど、それでも一緒に食卓を並べて一緒に過ごすことが大事ということ。
徹底的な善人である主人公も、それまでの度重なる積み重ねにも関わらず、親の経歴から濡れ衣を着せられるとあっさり周囲に裏切られる。
さらに、無実の主人公は周りの裏切りに大きなショックを受けつつも、それをぐっと飲み込んでやり過ごすところに、すごいリアリティが。
こういうスパイスを笑いの中にさらっと入れてくるところがすごい。
日曜日の夜にオカマになることでストレス解消するといった、家族にも言えないようなことで、「いい人」人格を維持しているという点も、宮藤官九郎氏らしい鋭い人間観察。

細かいところだが、エコと人間どちらが大事という感じで、エコをギャグにしてしまっている点も面白い。
エコって市民権を得すぎているから、それを揶揄しているのだろう。

ギャグというと、作品の雰囲気が筋肉少女帯の「これでいいのだ」を思い出す。
「僕は満天の星の下泣きながら思った これでいいのだ つらくてもこれでいいのだ
テレビの男が言う 西から登ったお陽様が東へ沈む これでいいのだ
そうだ これでいいのだ! だがしかし・・・だがしかし・・・」(「これでいいのだ」より)
宮藤官九郎さんが実は影響を受けていたりして。

最後の娘役の絵は、絵自体もとても良いが、まさにこの映画のテーマそのもので、とても良い。
この絵に対する、陣内孝則の台詞は、この映画のテーマを語る上で非常に重要なのだが、さらっと流れてしまう。
この辺は監督なのか、脚本なのか。
それが自然な感じで、僕は良かったと思っている。

役者で出来が良かったのは、やはり阿部サダヲ。
この人じゃないとこの映画は成立しない。
他の人では演じられない。
「木更津キャッツアイ」以来のファンです。
さすが!という感じ。

次に、竹内結子。
気っぷの良さと芯の強さが素直に出ていて良い感じ。
阿部サダヲに対する蹴りの切れも良かった!
良い蹴り!だ。
もともと好きだが、さらに株上昇。

最後に、竹内結子の娘役だった山口愛(やまぐちめぐみ)。
難しい役柄だったと思うが、彼女の演技は、子役でかわいいというレベルではなく、全般を通じて相当良かった。
すごい女優になるかも。

なくもんか公式サイト↓
http://nakumonka.jp/index.html
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「ニート」って言うな! 本田由紀・内藤朝雄・後藤和智著 [BOOK]

光文社新書、2006年1月発売。

ニート("Not in Education, Employment or Training")=働かず、就学もせず、求職行動もとっていない若者

本書は、著者の一人である本田さんのblogのコメント欄で盛り上がって、それまで一度も会ったことのなかった三人が集まって一冊の書くことになったとのこと。
若者雇用問題や少子化問題等の現代社会の抱える課題を若者とその家族に負わせ、若者を変えることに力点を置いている政府や世論に対する反発は三人の共通するところである。
システム思考的発想でいえば、ツボじゃないところをいくら押したって、間違った方向にしか作用しないということなのだろう。

まず、本田さん。
政府や世論は、そのニートが増えているというが、就業構造基本調査結果から、統計的に「働きたくないニート((注)ラクだによる言葉)」は増えていない。
あくまで増加しているのは、「働きたいニート((注)ラクだによる言葉)」であり、またそれを含めた若年失業者であり、フリーターであるとしている。
そういう状況なのに、「働きたい」という意識の植え付けをすでに「働きたい」と思っている若者に強要するのは筋違いであり、さらに、「働きたいニート」に対しても「ひきこもり」「犯罪親和層」とするのは、言語道断と主張している。
「働きたくないニート」対策としては、できるだけ早い段階から予防と巻き込まれてしまった場合の支援の二つが大事としている。
圧倒的な多数を占める「働きたいニート」を含めた若年失業者対策にとしては、学校経由の就職が量的に飛躍できない以上、新採以外の無業者やフリーターも含めた若年労働市場の道筋として確立させ、そのためには、正社員の処遇を一定程度引き下げる必要があるとしている。
また、専門高校の量を現在よりも大きく拡大する必要があるとしている。

次に、内藤さん。
警察庁の統計を示して、現在の青少年犯罪で殺人や強姦といった凶悪犯罪が減少傾向にあり、「草食動物化」していることを強調している。
そのうえで、「ニート」をめぐる状況は一種の「祭り」であり、「パラサイト」「ひきこもり」という先行ヒット商品を経て、生まれたと分析。
若年者を悪者にするメカニズムについて、「マス・メディアの悪辣な扇動と、大衆の歪んだ憎悪と不安と被害感が相互に誘導しあうダイナミズムが問題です。このダイナミズムから生まれた世論を政治が利用します。」(p.168)

最後に、後藤さん。
マスコミ等でどのように「ニート」という言葉が使われているかを丁寧に分析している。
「ニート」という言葉の定義もバラバラであり、現在の若者全体を表すかのような誤用・乱用がみられるとしている。
「我が国において『ニート』論が社会構造の問題よりも青少年の内面の問題として問題化されることが多かったことから生まれているといえる。」(p.296)

内藤さんと後藤さんは、「教育」(本田さんも含めそれぞれ定義が違うようだが)に対して懐疑的・否定的だ。

悪いことについて自分じゃない何かに原因を求めたがるのは、人類共通じゃないかと思ったりする。
「○○が悪い」と言って、それが大きなうねりとなってしまう。
悲しいことだ。
そういうことを前提として、どうやってうまいこと解決に向けて動かすような波を作っていくか。
道は険しい。


「ニート」って言うな! (光文社新書)

「ニート」って言うな! (光文社新書)

  • 作者: 本田 由紀
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2006/01/17
  • メディア: 新書



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四隅突出型墳丘墓「ダニエル」の弟?を見てきた。 [島根]

金曜日の深夜にシュールな笑いをお届けするアニメ「鷹の爪」の「古墳ギャルのコフィー」。
http://www.kaeruotoko.com/coffy.html
の脇役「ダニエル」で有名になった?「四隅突出型墳丘墓(よすみとっしゅつがたふんきゅうぼ)」。
四隅突出型墳丘墓は、古墳時代(3世紀後半から7世紀前半)より前の弥生時代後期(2世紀後半から3世紀中頃)に日本海沿岸の豪族に広まった墳墓だそうです。
これは相当マイナー。

写真でも今まで一度も見たことなかった。
島根県安来市で、今日、はじめて見ました!

正確には、古墳時代に作られた「方墳」なのに、「四隅突出型墳丘墓」のように、隅っこが弓なりに反ってコーナーが飛び出した感じになっているようです。
よって、「ダニエル」の弟分?
全国的にもきわめて珍しいらしく、国指定の史跡になってしまった。

R0010790.jpg
外から見える側面は、きれいに石垣が貼られている。
古墳て石垣が貼られていたんだ。
R0010791.jpg
隅が反っているところに注目。
R0010792.jpg
裏側は、石垣が付いていない。これは元からだそう。古代の手抜き工事?

古墳、奥が深い・・・
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ニューヨークに行ってきた。 [TRIP]

文化の日の休みの合間にニューヨークに行ってきた。

僕がこの前ニューヨークに行ったのが、2001年9月初旬。
ツインタワーの中にもブロードウェイのミュージカルの格安チケットを求めて入った。

WTCツインタワー.jpg

日本に帰ってきた一週間後に、911テロが起こった。
残業中、リアルタイムで見た、ツインタワーが崩れていく、あの衝撃的な映像は今も忘れられない。
もし一週間後にニューヨークにいたら、巻き込まれていたかもしれない。
これも運命か。

今は工事中で、跡形もない。
worldtradecenter.jpg

ちょうど、10月31日の夜にハロウィンの祭りがあり、地下鉄は人でごった返していた。
奥にスーパーマリオブラザーズのルイージの仮装をしている人が見える。
subway.jpg

ニューヨークは新しいものがいっぱいの刺激的な町なのに、古い町並みも残っている非常に魅力的な街だ。
でも日本の大都市の方がずっと清潔だった。
R0010754.jpg

コロンビア大学裏通り
コロンビア大学裏通り.jpg

エンパイアステートビルからの夜景
エンパイヤビルから夜景.jpg

メトロポリタン美術館
メトロポリタン美術館.jpg

古いイエローキャブ
イエローキャブ.jpg
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