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1996年8月はじめての海外 in Viet Nam① [TRIP]

今年は「変化の年」を実現すべく、まずは「今まで」を整理すべく昔の旅記録を蔵出しします。
まず、「若さ溢れる(苦笑)」はじめての海外だったベトナム9日間の旅を。(全4回)

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それは1996年、大学2年の夏、初めて日本の海の外に出た。
僕はベトナムを目指した。
当時はかなりマイナーな国で日本人旅行者も少なかった。

あまのじゃくなので
周りで誰も行っていなかったこの国は魅力的に映った。
食べ物も美味しいと聞いていたし。

予定は未定。
出たとこ勝負。
ベトナムの知識ゼロ。
服装は、サンダル、Tシャツ、短パン。
荷物は小さなナップサックに入る最低限の衣服、タオル、トイレペーパーだけ。

これ以降の旅のスタイルの確立。
きわめていい加減な旅。

生まれて初めて海外行きの飛行機に乗った。
酒がタダなのがうれしくて、ついついビール、ワイン、カンパリとガンガン飲んでしまった。
得した気分になった。
完全なおのぼりさん状態。

半ば二日酔いで、ホーチミン空港に着いた。
さて、空港のバス。
・・・・昭和43年の立川バスをそのまま使っている。

レ、レトロな感じだ。
「危ないのでバスから手を出すのはやめましょう」
昭和30年代のイガグリ君の画風のような絵。
・・・・何でこんな所にあるの。

空港のソファ。
・・・・や、破れて綿が見えている。

税関の荷物チェックの人。
・・・・英語が全く話せない

そして、出口を見ると
数十人ものベトナム人がジーっと僕を見つめている。
・・・・・怖い。

「果たして生きて帰れるのか?それが問題だ」

勇気を決めて外に出る。
どんよりとして暑い。
何とも言えない匂いがする。

2秒で20人くらいのベトナム人に囲まれる。
たしか、ガイドブックには書いてあったっけ。
「声をかけてくるタクシーの運転手は白タク。
絶対乗っちゃだめ。
メータータクシー(公営)に乗ること。」
・・・そうだった。

「めーたーたくしーめーたーたくしー」

念仏のように唱えながら迫り来るベトナム人を振り切る。
100メートルくらいダッシュしただろうか。
・・・それでもしつこく付いてきたベトナム人数名。

その一人が「ノープロブレム!」(お約束)
メータータクシーの運転手だと言って証明書を見せる。
本物?
にもかかわらず、「ホーチミン市街まで7ドルでどうだ?」と言ってくる。

「おいおい、メータータクシーが何で値段交渉するん?」
まあ、いいや。

乗る(適当な自分)。
行きたいホテルの名前を言う。
すると「そこはフル(FULL)だ。他にいいホテルを知ってる。ちょっと待ってろ!」
運転手、外に抜け出し電話をしてる。

「もしかして拉致?」
「逃げ出そうかな?!」

運転手、薄気味悪いくらいニヤニヤしながら戻ってくる。
マジで逃げ出せばよかった。
・・・後悔

半ば投げやりな気持ちで車窓を見ると、
すさまじいまでのスクーターの数。
路上に溢れる人。

この人たち昼間っから何やってんの?
そして、ずっと後ろの方を向きながら英語でまくし立てる運転手。
「お願いだから前を見て運転してくれ」(祈)

少年たちの群を見てタクシーの運転手。
「あいつらはキラーだ。気をつけろ!」
・・・あんたの方が怖いよ。(心の叫び)

結局、怪しいホテルに連れ込まれた。
僕一人しかいないのに3人部屋(20畳くらいある)にされ、しっかりボラれた。
つまり、はじめから運転手とホテルがグルだったということ。

とはいえ、はじめての外国ではじめての宿泊だ。
とにもかくにもその部屋に泊まることにした。
身分不相応な広い部屋で疲れでウトウトしながら思った。

「このまま押し切られてはイカン。」

まずは、せめてもっと安い部屋にするよう交渉しよう。
ホテルの主人は「この部屋でいいじゃないか」とごり押ししたが、
つたない英語で何とかがんばり、狭い安い部屋にしてもらえた。

さて、次の日、近くの店で自転車を借り、ホーチミンの街をブラブラした。
街がなんかすごい迫力で動いている。
まだ慣れない。疲れる。

さて、ホテルに戻って、安い部屋へのお引越し。
荷物を持ち込むと、ホテルの主人の子供たちが布団を持ってズラズラと出てくる。
子供部屋で使用している部屋に泊まるらしい。
悪いことしたなあ。
そのまま、子供たちは隣にあるロビーに布団を持っていて川の字で寝る。

深夜はロビーのテレビのサッカー観戦で、子供たちが大騒ぎ。
隣にいる僕の安い部屋にも響く響く。
これでは眠れないという気持ちと
ベトナムでもサッカーは人気あるんだなあという不思議な感覚だった。
外でも遅くまでスクーターやクラクションの音が鳴り響く。
「無事に生きて帰れるかなあ」と思いつつホーチミンの夜は更けていく。

・・・続く


「現状維持バイアス」打破!! [書くということ]

今年のテーマは「現状維持バイアス」打破!!
と、勇ましく。

「現状維持バイアス」は、行動経済学等で使用される用語です。
現状維持した場合と変化した場合で、
同じ点数の失点があった場合でも、
変化した場合の失点の方が人は大きく感じる傾向があるため、
変化するより現状維持しようという心理的抵抗が働くそうです。
自分もマンネリが大好きです。
でも、それだけでは成長できません。

今年は「変化の年」にします。
昨年12月にこのblogをはじめたばかりですが、
このblogも最大限「変化の年」を実現するためのツールとして生かします。
このblogで恥をいっぱいかくことで「変化の年」実現の一助になるはず。

がんばるぞ!!

・・・三日坊主にはならない、せめて四日坊主。


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