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女子高生に影響を与えるメディア [情報社会と生活]

面白い調査結果&記事を発見したので紹介します。
2007年12月24日の日経TRENDYnetの記事(by佐藤信正氏)によると、内閣府調査結果から、女子高生に対するインターネットの影響は時間の割には比較的少ないことがわかった。それは、女子高生にとって、現在のチャット的に使われているメールは、昔で言うところの長電話の位置づけだからとのことです。
その上で、「情報を得るためにインターネットを積極的に活用する若者は少ないのではないだろうか。」としています。
確かに、下の調査結果(携帯電話等利用前後の変化)を見ると、その分析は一つの捉え方だと思うし、理解できます。
○友人とのコミュニケーション:高校生女子83.9%,高校生男子78.7%,中学生女子75.5%
○生活の楽しさ等:高校生女子33.3%,高校生男子30.3%,中学生男子28.9%

個人的には新聞が青少年(10歳~29歳)のうち全く読まない人が多くなっていることに注目しています。
「新聞閲読時間,ニュース視聴時間について,まったく読まない人・まったく見ない人が増えている一方,長時間利用する人も増えている。(青少年全体)
 ○新聞閲読時間 0分:22.3% → 47.7%  30分以上: 8.7% → 16.0%
 ○ニュース視聴時間 0分: 6.9% → 12.1%  1時間以上:15.7% → 35.5%」
インターネットのニュースサイトですましているのでしょうか。
それとも、そもそもニュースに関心がない人が増えている?
逆に、長時間読む人の割合が増えているというのも興味深いです。
こんなところでも二極化ですね。

減ったり狭まったりしたものは、「睡眠時間」「学習時間」というのも注目しています。
「学習時間」はともかく(苦笑)、「睡眠時間」を減らすと余裕がなくなるし、どうかと思いますけどねえ。
 「○睡眠時間:高校生女子18.2%,中学生男子17.4%,中学生女子17.3%
  ○学習時間:中学生男子19.8%,高校生女子19.3%,高校生男子13.8%」

また、最近の世の中の考え方に強い影響を与えているもので、高校生になるとインターネットと親の考えが同じくらい影響力があるという点も興味深いですね。
時間の割には影響を与えていないのかもしれないけれど、少し前に比べれば隔世の感があります。
そこまでインターネットは高校生レベルでも影響を与えているのかという感じです。
私は、インターネットの影響がむしろ相当強くなってきたし、この流れは加速していくと感じています。

(出典)
ケータイ中毒の女子高生……でも、ネットにはあんまり影響されてない理由(日経TRENDYnet)
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/column/20071221/1005620/

内閣府調査「第5回情報化社会と青少年に関する意識調査について」(平成19年12月)
http://www8.cao.go.jp/youth/kenkyu/jouhou5/gaiyou.pdf


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