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新聞記者って自分の影響力に意外と無自覚!? [メディア論]

新聞の若手記者と飲み会で話をしていると驚くことが多い。
彼らは、自分たちの書いている記事の影響力の強さに思いのほか「無自覚」です。
彼が書いている新聞記事というのは、他のメディアに比べて信頼が高い。(下の調査結果参照。他にも多数。)
http://japan.internet.com/research/20070508/1.html
テレビは影響力の大きさではメディアで一番ですが、新聞がメディアの中で信頼度は一番。
新聞に書いていることは、「真実」だと思う人は多いのではないでしょうか。
実際、行政や企業のプレスリリースなんて原文に当たる人なんてほとんどいないでしょうし、新聞で概要を読むのが普通ですよね。
でも、全国紙であっても一紙しか書いていないことは、憶測記事、あるいは事実誤認の確率が高いのです。
また、新聞でも数字が間違っていたりすることはあります。
おそらくこれは新聞社でも原文に当たらず電話での聞き取り等により確認を取っているからでしょう。
大事な点で本当か確認したい場合、まずは他の新聞を確認することです。
複数新聞を取っている人はあまりいないでしょうが、インターネットの新聞記事を見れば確認がとれます。
(実は複数の新聞記事になっていても間違っている場合も結構あるのですが・・・少なくとも「正解」の確率は上がります。)
とはいえ、その間違った新聞記事をテレビが紹介したりするから、その間違った情報がどんどん広がっていくのです。
テレビのコメンテーターの影響力の強さ、「新聞」への世間の信頼の強さを痛感するのはこういう時です。
でも、新聞記者も一人のサラリーマン。
自分がデスクから校正されまくる記事がそれほどの影響を持っているとは思っていません。
だから、機会があれば、僕は決まって言うのです。
「あなたは、僕なんかより大きな影響力のある仕事をしている。
大きな責任があることに自覚を持ってほしい。そして、視野を広げてほしい。」
それは、僕以外の多くの読者にとっても、大切なことだと思うからです。


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