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インドに行ってきた!その3 ブッダガヤ中編 [TRIP]

マハーボディ寺院を出て、歩いて30分ほどのブッタガヤの鉄道予約センターに行った。
なにせ4泊5日で4都市回ろうというハードな計画。
早く次の目的地であるガンジス河の流れるバラナシー(旧名:ベナレス)まで行く交通手段を確保しないと。

チケット購入のため列に並んでいると、「手伝ってあげる」と怪しいインド人が声をかけてくる。
日本語が相当話せる。
ますます怪しい。
基本的に警戒心MAXになって半ば無視。

チケットを無事に買い終わって、彼が一言。
「せっかくの旅なのに、そんなに警戒していたら、何も楽しいことは起きないよ。」

核心を突くせりふ。

続けざまに「ガソリン代の200ルピー(400円)でこのあたり案内するよ。」と怪しげな提案。
鉄道出発まで時間もあるし、こういう怪しげな提案に乗るのも良いかと思い、交渉成立。

僕のガイドとしては、この怪しいおじさんではなく、あまり日本語も英語もしゃべれない木訥な青年が出てきた。
彼のバイクに二人乗りで近辺周りすることになった。
僕自身、バイクの二人乗りはベトナムでの初海外でハノイの旅宿から空港までの交通手段として利用した以来の14年ぶりの体験。

知らない青年の腰に手を回し、知らない街や村を回るというのは、何だか不安というか惨めというか複雑な気分。
舗装されていない道ばかりで時には砂場を乗り越えたりとお尻は痛いし、疲れるし。
全く電気や水道は通っていない貧しい地区。
「ここはハリジャン(神の子)の地区だ。」とバイクを運転しながらガイドのお兄さんは教えてくれた。

そこを抜けると、ガジュマルの巨木「バール」が見える。
ブッダも目にしたと言われている由緒ある巨木で信仰の対象。
bodaiju1.jpg

その後ろには、ブッダが覚りを得る前に苦行をした前正覚山が見える。
bodaiju3.jpg

ガイドのお兄さんから、木に登れと言われ、木登りをした。
これは20数年ぶり。
怖かったけど、気持ちよかった!
bodaiju2.jpg

今度は、セーナー村に。
ブッダが悟りを開いたときに粥を出して介抱をしたスジャータ姫の寺院に。
僧侶が解説してくれる。
sujata.jpg

観光客相手に子どもたちがお金をせびる状況を何とかしたいと思った日本人が寄付して作られた学校があると、僧侶が解説する。
そして、「寄付して欲しい」と言われた。
この話は本当かなあと思ったので、申し訳な程度に30ルピー(60円)寄付しようとした。
僧侶に「こんなはしたお金で何が出来るというのですか!」とお説教された。
結局100ルピー(200円)寄付した。
僧侶は少し満足そうに、「勉強している子どもたちの様子を見てください」と言った。
「ナマステー!(こんにちは!)」教室の子どもたちの元気な声がこだました。
少し救われた。

学校を出るとまたもや別の子どもたちに「お金を欲しい。」と囲まれた。
結局、学校ができても、物乞いをする子どもたちは無くならないのか・・・
でも、昔より改善されていて欲しいと思いながら、村を後にした。
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