SSブログ

松江城大茶会に行ってきた。 [島根]

10月4日のこと。
松江城にある城山公園で大茶会があった。

matsuecastle.jpg

松江藩は、江戸時代親藩で、代々松平家が支配してきた。
その7代目、藩主の松平治郷(不昧(ふまい))は茶人として非常に名高く、茶文化を松江に持ち込み、流行らせた。
そのため、松江では、茶や和菓子が非常に盛ん。
松江が舞台だった、NHK朝のテレビ小説「だんだん」でも、シジミ漁師の親を持つ主人公の家で抹茶を飲むシーンがやたらあったのが印象的。
あそこまでとは言えないまでも、抹茶はかなり一般的のよう。

僕はインスタントの代わりに抹茶をよく飲んでいるが、茶道とは縁遠い人生を送ってきており、物見遊山で行ってみた。

抹茶
不昧流大円会、表千家、三斎流、武者小路千家出雲松和会
煎茶
小笠原流煎茶道、羽楽流、素心流、煎茶道方円流

・・・う〜ん、いっぱいあってよくわからない。
煎茶の茶道ってどんなものかと思い、たまたま目に入った小笠原流に入ってみた。
20分後の回に参加できるらしいとのこと。
他のお客は、50代以上の女性客が多かったが、10代の少年少女もいた。
また、ジーンズのお客さんもいた。
僕のような初心でも安心できる雰囲気だった。

右側で座っている茶道のお師匠さんらしき方がマイクを持って、一つ一つの作法を解説してくださる。
「玉露は温度が大事でして、50度にならないように気をつけなければなりません。・・・」
「抹茶ではお菓子を先に召し上がりますが、先にお茶を召し上がっていただきます。・・・」
「お菓子を召し上がっていただいた後に、二番茶を出します。・・・」
その中で、真ん中の中堅らしき方が、お手前をしてくださる。
所作が美しくてとても良い。

ogasawara1.jpg

お手前が終わった後には、茶器を見せてくださった。
煎茶といっても、一口サイズなのがよくわかる。

ogasawara2.jpg

初心者の僕でも参加できるような雰囲気が良かった。
来年は、他の家元にもチャレンジしてみようっと。

帰り道でなつかしのボンカレーの看板発見。
何十年前のものだろう。
うれしくなって撮ってみた。

boncurry.jpg
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

最強国家ニッポンの設計図 大前研一著 [BOOK]

小学館、2009年5月発売。

またも、大前研一さん本の紹介。

日本が世界リードできる国家になるための処方箋を示している。たとえば、
①特定の政党にも政府にも属さず、株式界社として広く国民から出資を受け、国家戦略を立案するシンクタンク「ザ・ブレイン・ジャパン」の提唱。
②「税率を下げれば税収は増える」という世界の常識にあわせた所得税12%、法人税25%、相続税ゼロ等の税制の抜本改革。
③日本も中国やロシアと同様に国家ファンドを作る、それも50兆円規模のものを。
④原子力、太陽光、地熱、そして海洋国家を生かし、実は軽油などの燃料になる藻を利用したエネルギー大国。
などなど。

大前さんが日本が復活できるという話をするとき、出てくるのが日本の圧倒的なストックの話。
個人金融資産が約1500兆円、不動産資産が約1300兆円、合計2800兆円、さらに100兆円の外貨準備、90兆円近い年金資金があり、これらのストックをどうするかというのが持論。
例えば、50兆円の国家ファンドもそう。
人口が増えない=フローが増えない以上、ストックに税をかけるべきというのもそう。
死ぬときに最も預金が多いという話もそう。
この状況に関する日本人の認識が変わることが日本の再生の第一歩と言い続けている。
非常に興味深い。

僕の理解不足かもしれないが、大前さんの持論は、強者と弱者を二段階で分けて、強者は徹底的に勝って、後者は生活保護などのセーフティネットで助ければ良いという立場。
格差全くもってOK
あと、圧倒的なエリート主義。
これらの部分は、頭では理解できるが、まだ感覚的に付いていけない。


最強国家ニッポンの設計図

最強国家ニッポンの設計図

  • 作者: 大前 研一
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2009/05/29
  • メディア: 単行本



nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。