考える技術 大前研一著 [BOOK]
講談社、2004年11月発売。
ビジネスマンの持つべき論理的思考方法について論じた本。
ゴーンの日産改革、小泉郵政民営化・高速道路民営化、不動産価格の下落、急激な円高といった当時の社会問題に当てはめて論理的に説明。
ただし、科学技術の状況が大きくこの5年の間で進化しているため、今、読むと古く感じる点があるのは仕方がないか。
そのエッセンスに対する、僕なりの理解は以下のとおり。
①徹底した原因分析。これでもこれでもかと要因を分解していく。
②原因分析を行う際に、現場の情報を徹底して集める。それではじめて説得的になる。
③たった一つの正解を出すのにやっきになることはむしろ思考の妨げ。
④分析に基づいた対応策の確実な実行。そのための絶対的な権限をしっかり持つ。
⑤旺盛な好奇心をもつ。
⑥力を入れるところと抜くところをしっかりメリハリつける。
④が実は一番難しい。
経営コンサルタントも④が持てない。
ゴーン改革が成功したのは、④が大きいと大前さんも論じている。
勝間さん本との比較で言うと、
もちろん、マッキンゼーの大先輩である大前さんが先行しているわけだが、勝間さんと思考方法が類似している。
(自慢話が多い点も(苦笑))
ただ、本の内容として比較すれば、勝間さん本は章ごとに要約が載っており、言いたい主張が印象に残るように繰り返されているし、章立ても工夫しており読みやすい。
一方、大前さんは、国際的にも経営コンサルタントとして活躍しており、勝間さん本とは違った視点を提供してくれる。
大前さん本は、今後もblogで紹介して行きたい。
ビジネスマンの持つべき論理的思考方法について論じた本。
ゴーンの日産改革、小泉郵政民営化・高速道路民営化、不動産価格の下落、急激な円高といった当時の社会問題に当てはめて論理的に説明。
ただし、科学技術の状況が大きくこの5年の間で進化しているため、今、読むと古く感じる点があるのは仕方がないか。
そのエッセンスに対する、僕なりの理解は以下のとおり。
①徹底した原因分析。これでもこれでもかと要因を分解していく。
②原因分析を行う際に、現場の情報を徹底して集める。それではじめて説得的になる。
③たった一つの正解を出すのにやっきになることはむしろ思考の妨げ。
④分析に基づいた対応策の確実な実行。そのための絶対的な権限をしっかり持つ。
⑤旺盛な好奇心をもつ。
⑥力を入れるところと抜くところをしっかりメリハリつける。
④が実は一番難しい。
経営コンサルタントも④が持てない。
ゴーン改革が成功したのは、④が大きいと大前さんも論じている。
勝間さん本との比較で言うと、
もちろん、マッキンゼーの大先輩である大前さんが先行しているわけだが、勝間さんと思考方法が類似している。
(自慢話が多い点も(苦笑))
ただ、本の内容として比較すれば、勝間さん本は章ごとに要約が載っており、言いたい主張が印象に残るように繰り返されているし、章立ても工夫しており読みやすい。
一方、大前さんは、国際的にも経営コンサルタントとして活躍しており、勝間さん本とは違った視点を提供してくれる。
大前さん本は、今後もblogで紹介して行きたい。
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