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1998年夏トルコ・ギリシャ・北キプロスの旅⑤アララト山にノアの方舟の跡? [TRIP]

イラン国境の街、ドゥーバヤジットに向かう。
イスタンブールからバスに揺られること20時間。
来るまでにバスが何度も軍隊に止められる。
理由はゲリラ対策とのこと。
夜間はバスを縦列にして軍隊が周りを守るほど。
朝、バスが止まり、ちょっと空気でも吸おうと、外に出ると隣に数台の戦車があったのにはさすがにビビった。
東地区はPKKなどのゲリラが多数いる。
国道以外は全部しゃれにならないくらい危険とのこと。

やっと、ドゥーバヤジットに着く。
焼けつくような暑さだ。
さすが、ほぼ中東。
イランにもそのまま行ってみたくなる。

この辺になると当然現地ツアーすらない。
タクシーのオッサンと例によって交渉することになる。
今回も粘って言い値の4分の1(1回の交渉で30分くらいかかる)。
まあ、これ以上やると嫌われちゃうからね。
(後で知り合った日本人は値切りきれず、僕の倍かかったそうだ。)
タクシーのおっさんにいかにゲリラが怖いかを脅されつつ、見どころを回る。

町のすぐ隣にノアの方舟が漂着したことで有名なアララト山がある
5000メートル以上ある雄大な景色。
神々しい。

mtararato.jpg

そしてノアの方舟の跡と地元の人が言う嘘臭い変わった形の地形。
ここまで嘘臭いとコメントのしようがないが。
トルコ大学の研究チームが、ノアの方舟の跡と実証したというパネルが貼ってあった…

NOA.JPG

他にも世界で二番目に大きいメテオホール(隕石孔)がある。
これもなかなか。
何のパネルもなく、そのまま野ざらしで、日本だったら考えられない。

meteohole.jpg

他にも寺院等見どころはあるが、整備が全く行き届いていない。
トルコにおける東西問題を感じた。

そして、バスに乗り北上、ワンに着く。
ここはドゥーバヤジットからバスで出たが昼に数本あるだけ。
夜はゲリラ対策のためになし。

トルコ軍によるパスポートチェックも東トルコでは10回以上あった。
東側は旅に緊張感ありまくり。

ワンの売りはワン猫(笑)
この猫、ただものじゃない。
まず、数が数十頭しかいない。
絶滅危惧種だ。

にもかかわらず、町の人にすらどこにいるのかあまり知られてない。
生活が苦しくて、猫どころではないといったところか。

町のはずれの大学の研究所まで行って。
駐屯している軍隊にパスポートまで預けさせられてはじめて見ることができた。
逆を言うと、パスポートを取られても見たかったアホなわたし。

まさに伝説のネコ様。
それから写真だとわかりにくいと思うけど。
片目が緑でもう片目が青い(毛は白い)。
そして、猫なのに泳げる(らしい)。

VANCAT.JPG

次にワッシー(笑)
ワン湖にいると言われる恐竜型モンスター(大笑)
絶対いない!(といいつつ一生懸命探してしまったが。)
でも、町の売りなんだな。
ポスターにものっているし。

と、ここまではまがい物系。
本当の見どころはワン湖です。
7色に輝く湖と言われ塩湖でもあります。
本当にきれい。
城から見た夕焼けも良かったですよ。

CASTLE.JPG

LAKEVAN.JPG

湖の中の小島にアクダマルというギリシャ正教に近い系統のキリスト教系の教会跡もある。
壁画も残っており、「こんなところにこんなものが」という感じだ。

人情も厚いし。
観光化されておらず、見所もたくさんありますが(胡散臭いものも含めて)。
東部はやっぱり治安が悪いからお勧めはできないのかなあ。
治安さえよければと思うと、本当に残念。

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