ゴミとの付き合い方 [情報社会と生活]
大掃除の季節がやってきましたが、全く手を付けていません。
このままでは、せっかくの年末年始を楽しく過ごすことができません・・・
そういう優先すべきことをやらないためか、なんだか目がさえて眠れないため、こんな駄文を書いてしまっています。
本日のテーマは大掃除から連想して「ゴミ」です。
ゴミとの付き合い方について、昔から関心があります。
いずれこのブログでも書くことになると思いますが、かつて私が行ったチベットではヤクという牛をフル活用している人々の暮らしを目にしました。
ヤクのミルク、肉はもちろん、皮をボートに、糞を燃料にしていました。
そういう生活に当時学生だった私は感動しました。
しかし、そんな風にはこの日本の都市部の生活では行かないでしょう。
私は、環境と消費の衝突という観点からゴミについて考えています。
環境のことを考えればゴミは出さなければ出さないほど良いわけですが、消費をすれば基本的にゴミは増えていきます。
物欲に強く訴えかける情報や広告が溢れる、この情報社会において環境と消費の両立は可能なのでしょうか。
よくゴミの3R(Reduce,Reuse,Recycle)と言います。
私も別に特段意識が強いほうではありませんが、生活習慣として地域が求めるゴミの分別はもちろんのこと、それにプラスして牛乳パック、ペットボトル等を洗って近くのスーパーのリサイクルボックスにまめに持っていっています。
また、趣味のパソコン等の電化製品の処分も可能な限りリサイクルショップに持っていって二束三文の値段で引き渡しています。
食べ物もできるだけ無理してでも食べて残さないようにして、生ゴミを増やさないようにしています。
こんなちっぽけな努力は、決して胸を張って言えることではなく、ゴミを大量に出していることに対しての贖罪の意識からなされています。
胸に手を当てれば、いかに自分が無駄なゴミを出していることか。
環境を考えた際には、3Rの中でもReduceが一番重要といわれます。
ゴミをReduce(減らす)ためには、究極的には物を買わないということになります。
そうでなければ、買った物を溜め込み続けるか、ひたすらリサイクルショップやネットオークションを使って、誰かに使用してもらうということになります。
そう考えると、本当は新しい物をできるだけ買わず、長く物を使ったほうが良いわけです。
これこそがMOTTAINAI精神なのでしょう。
ただ、高いストレスがたまる日常生活の中、自分が稼いだお金を使うことでストレスを解消している面は非常に強いのが現状です。
そのためにどうしたらよいかという答えは大雑把に言っておそらく二つあります。
一つは、物以外のことにお金を使うことです。
たとえば、マッサージや旅行といったサービス業にお金を使うことでストレスを解消するという方向性。
外で高級な食べ物を食べたり、高級なお酒を飲むことでストレスを解消するのもアリだと思います。
もう一つが、衝動買いはせずに消費を計画的に行い、自分にとっては高いくらいのベストな製品を買ってそれを徹底的に長く使うという方向性。
自分にとってのベストの製品を見つけるため、納得するまでインターネットや口コミ等の情報をしっかり調べるということ、そして、買った後は、愛情を持ってその製品を使い、メンテナンスをしっかり行い、決してインターネットでそのジャンルの新しい商品を追ったりしないということ(むしろこっちがポイントか?)が重要かなと思っています。
そう簡単には事柄は運ばないでしょうが、物を新しく買わなければ部屋もきれいに保たれやすいわけで、良いこと尽くしなはず。(と、自分に言い聞かせる。)
究極的には物欲がない人はそんなことがんばらなくても自然にできると思うので、そこまで精進できれば良いのでしょう・・・
もっと精進せねば。
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